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町の角々を清めるとともに、筥崎浜へ身を清めるお汐井(真砂)をとりに行き、奉納行事たる山笠を遂行する準備を整えます。 |
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1日の早朝、当番町の角々に紙垂をつけた笹竹を設置して祓い清める神事です。各町町総代と当番町が参加します。
神事が終わると各町が町域に設置する笹竹を当番町から持ち帰り(笹竹取り)、各町で注連卸しを行います。 |
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大黒流の全役員(町総代、取締、赤手拭)が櫛田会館に於いて一堂に会し、行事の最終的な確認をおこないます。
また、当番町を除く11ヶ町が持ち回りで担当する夜間警備の割当日抽選もおこないます。 |
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夕刻、当番町だけで筥崎宮本宮の海岸「筥崎浜」(福岡市東区)へ、舁山に取り付けるお汐井(真砂)を取りに行きます。
当番町は子供以外全員水法被の上から当番法被を羽織り、高張提灯を先頭に各種提灯を掲げながら筥崎浜を目指します。
帰路は提灯に灯を入れ、櫛田神社に参拝の後当番町へと戻ります。
通常はお汐井取り以降、山笠行事が終わる度に締め込み姿のまま町ごとに直会(なおらい)が始まります。 |
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太い麻縄で6本の舁棒を山台に固定します。
縄は50メートルほどのものを表、見送りにそれぞれ1本づつ使用し、「おやし棒」とよばれる棒をテコにしっかりと締め上げます。作業にあたるのは山笠大工と日雇方、各町取締、当番町です。
棒〆後は試し舁をおこない仕上がり具合を確認します。なお、その後取締全員で集まり、行事細部の具体的な審議を行います。 |
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棒〆が終わった日の晩から13日の晩まで、当番町を除く11ヶ町が持ち回りで舁山の夜間警備にあたります。担当日は朔日寄りの抽選で決まります。 |
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人形を山台に取り付けます。作業は人形師、山笠大工、当番町らが協力しておこない、人形取り付け後は山笠大工らが杉壁などを取り付けて山笠が完成します。なお、人形の題材は当番町が決めます。
非公式行事ですが、例年この時期に「赤手拭親睦会」が開催されます。
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御神入れの神事を執り行い、山笠は御神体となります。参加者は人形師、山笠大工、各町町総代、当番町です。 |
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お汐井取りの前、当番町は各町の町総代と取締に、お汐井取りが始まることの案内に廻ります。
「もうどうぞ」が訛って「もうろーろー」と聞こえるため、「もうろーろー」との俗称があります。現在は略式で山笠運営を行っているため、9日と15日の2回だけですがかつては行事のたびに3回案内に廻っていました。 |
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全町そろって筥崎浜までお汐井を取りに行きます。
順番は高張提灯を掲げた当番町を先頭に、当日集合順で各町が続き、最後尾は受取町(翌年度の当番町)となります。相当な人数になるので当番町と受取町は当番法被を羽織り、交通整理などの役にあたります。
帰路は提灯に灯を入れ、櫛田神社に参拝ののち当番町へと戻ります。
締め込み姿で各町が集まるのはこの日が初めてです。当番町は当番法被を羽織り舁棒の上に正座して(表3名、見送り3名)総出で迎え、町毎に「手一本」を入れます。
当番町に戻った後も当番町は舁棒の上に正座して「手一本」を入れて行事は終了します。これは、この日以降舁山が動く行事共通に行われます。
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