現在の12ヶ町は行政区画上の町ではなく、太閤町割り以来の旧町を山笠・松囃子運営のために流独自で再編成したものです。明治以降の大黒流の足跡を振り返っても、博多大空襲、福岡市による町界町名整理、近年の下川端地区再開発事業などさまざまな危機に直面しましたが、町の存続にかける住民たちの努力によって現在の12ヶ町が維持されているのです。
大黒流では毎年5月3日と4日に博多どんたくの起源である 「博多松囃子(まつばやし)」 を継承し、7月1日から15日には博多の総鎮守・櫛田神社への奉納行事
「博多祇園山笠」 をおこなっています。
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