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山笠は数ヶ月前から実務的な準備がすすめられます。ここでは平成13年の大黒流の記録写真を使って、舁山が組み立てられ、崩されるまでを大まかに紹介します。




山台組み立て (6月下旬)
山笠は熟練した山笠大工らの手で、釘を使わず栓と楔、縄で組み上げられられます。

写真は4本の足の上下に山台を支える 「八つ文字」 とよばれる縄を巻きつけているところ。

先人たちの知恵で山笠に衝撃が加わっても壊れない構造が生み出されているのです。
棒〆 (7月上旬)
6本の舁棒もまた、太い麻縄で台に固定されます。もちろん釘は一本も使いません。

「棒〜しめた、棒しめた!」 の掛け声でグイグイと締め上げると、縄と舁棒が 「ギッギッギッ」 と音を立ててガッチリと締まってゆきます。

棒締めの作業が終わると、人形を飾り付け、「御神入れ」の神事をおこないます。この御神入れによって舁山は神聖な山笠(御神体)となります。

大黒流の場合、この日から各町持ち回りで夜警にあたり大事な山笠を守ります。

お汐井取り (7月9日)
山笠期間中の無事を祈願して、元寇の戦場としても有名な筥崎浜へ清めのお汐井(真砂)をとりにいきます。

提灯に灯をともし、櫛田神社へ戻るのは夜7時頃。

提灯や法被は各流、各町それぞれにデザインが異なります。

全流・全町の提灯・法被をあわせると相当な数になりますが、皆プライドをもって身につけていることだけは間違いありません。


流舁 (7月10日)
この日から山笠が動き始めます!

台上り(指揮をとる人)を含め重さ1トンの山笠が26名(胡瓜という場所を4名で舁く流は28名)の舁き手と後押しの力で勢いよく動きだします。

流舁は流区域内を舁き廻ります。一年ぶりの山笠に気合が入ります!
追山馴し (7月12日)
11日の朝山、他流舁を経て、12日は追山(最終日)のリハーサルともいえる追山馴しです。博多の街を渾身の力で舁き廻ります。

各流の意地とプライドがぶつかり、みんな真剣そのもの!
集団山見せ (7月13日)
13日は山笠が商人の町博多から城下町福岡(天神)へと出向きます。

この日の台上がりは福岡の著名人らがつとめ、コースとなる 「明治通り」 は毎年多くの人で賑わいます。
追山 (7月15日)

14日の流舁を経て、いよいよクライマックスの追山です。

4時59分、一番山笠が太鼓の合図とともに櫛田神社境内(清道といいます)へ飛び込みます。

タイムはこの清道に入って出るまで(櫛田入り)と、全コース(約5kmの道のり)が計測されます。
なお、一番山笠だけは清道内で山笠を一旦止め、能舞台に向かい 「祝い芽出度 (博多祝い唄)」 を歌います。

櫛田入りスタートが4時59分と中途半端なのは、この祝い唄を歌う時間を差し引いているからです。

もちろん唄が1分ちょうどのはずもなく、そこいらはけっこうアバウトだったりしますが、それはそれでいいのです。そもそも山笠は奉納行事ですから。
追山終了後
追山コースの到着点(廻り止といいます)に到着すると、興奮の余韻を味わいながら各流の山小屋へと戻ります。

山笠はすぐに人形が取り外され、大黒流の場合は次の当番町へ山台が申し送られます。この潔さがまたヨイのです。






祝い芽出度 (博多祝い唄)


祝い芽出度のー 若松様よー
若松様よー
枝も栄ゆりゃ 葉も繁る
エーイーショウエ
  エーイーショウエ
   ショウエイ ショウエイ
    ションガネー
アレワイサァソー
 エサーソエー
  ショーンガネー


こちの座敷はー 祝いの座敷
祝いの座敷
鶴と亀とが 舞い遊ぶ
  (囃子言葉前と同じ)


さても見事なー 櫛田の銀杏(ぎなぁん)
櫛田の銀杏 枝も栄ゆりゃ
葉も繁る
  (囃子言葉前と同じ)








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